🐼 当サイトのコンテンツ制作ポリシー
「ぱんだくりぷとの」のコンテンツ制作・編集ポリシーはこちらでご紹介しています。なお、当サイトの記事には企業からのPRが含まれている場合があります。
この記事から分かること
- 仮想通貨ブリッジのおすすめサイト
- 仮想通貨ブリッジのやり方
- 仮想通貨ブリッジでかかる手数料
仮想通貨ブリッジとは、仮想通貨ウォレットに保管した仮想通貨を異なるブロックチェーンに送金できる仕組みのことです。
例えば、仮想通貨ウォレットに入っている「EthereumのUSDT」を「BNB Smart ChainのUSDT」に移動できます。
この記事を最後まで読むことで、おすすめの仮想通貨ブリッジサイトとその使い方が分かり、仮想通貨を自由につかいこなせるようになります。
仮想通貨ブリッジでは、ブリッジ元とブリッジ先のブロックチェーンのガス代が両方発生します。
イーサリアム等のブロックチェーンが含まれると、手数料が高くなりやすいので注意しましょう。
手数料をかけずに送金する方法もあります。
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※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。
暗号資産に関する注意事項は、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。
仮想通貨ブリッジのおすすめサイト【厳選3つ】
結論、仮想通貨のブリッジは次の3サイトがおすすめです。
- Celer cBridge(対応チェーン数最多)
- Orbit Bridge(対応通貨数が多い)
- Multichain(2023年7月より使用不可)
※DefiLlamaのブリッジランキングよりおすすめ抽出
ステーブルコイン等の主要な仮想通貨であれば、Celer cBridgeで大体のチェーン間をブリッジできます。
通貨が対応していなければ、対応通貨が多いOrbit Bridgeを見てみましょう。
おすすめ①:Celer cBridge
おすすめの仮想通貨ブリッジサイトの1つ目は、「Celer cBridge」です。
Celer cBridgeが対応しているブロックチェーンは、以下の通りです。
- Ethereum
- Scroll Mainnnet
- Aster
- BNB Chain
- Avalanche
- Polygon Network
- Arbitrum One
- OP Mainnet
- Aptos
- Fantom
- Flow Mainnet
- Metis Mainnnet
- Oasis Emerald
- Evmos
- Aurora
- Moonbeam
- Moonriver
- Boba Network
- Gnosis Chain
- Antimatter B2
- Ape Chain
- Aura Mainnet
- Base Mainnet
- Canto
- Conflux
- Filecoin
- Injective
- Kava EVM Co-Chain
- Klaytn
- Linea Mainnet
- Manta Pacific Mainnet
- Milkomeda
- Nervos Godwoken
- Oasis Sapphire
- Oasys Hub-Layer
- PlatON
- Polygon zkEVM
- Shiden
- Sui Mainnet
- zkSync Era Mainnet
ブリッジに対応している仮想通貨は、下のCeler cBridgeの流動性提供画面に表示されている仮想通貨です。
ブリッジで主に利用される主要なステーブルコインは、ほとんどのブロックチェーン間でブリッジができます。
ステーブルコイン以外のアルトコインはCeler cBridgeで対応していないものもあるので、その場合は次の「Orbit Bridge」を利用するのがオススメです。
Celer cBridgeのブリッジのやり方は、下のボックスを開くと詳細な手順が表示されます。
Celer cBridgeのブリッジのやり方
画面右上から自分の仮想通貨ウォレットと接続して、送金元のネットワークを選びます。
ウォレットと接続できたらブリッジしたい仮想通貨・ブロックチェーンを選択します。
下の画像は、仮想通貨ATLをBNB Smart ChainからPolygon Networkにブリッジする例です。
初めてブリッジする仮想通貨は「Approve」で承認し、それから「Transfer」を選択します。
最後に確認画面が表示されます。次の3つの内容に問題がないことを確認して「Confirm Transfer」を選択します。
- Bridge Rate:ブリッジ前後の枚数の比率
- Fee:ブリッジで発生する手数料
- Estimated Time of Arrival:掛かる時間
ガス代を支払うとブリッジが開始されます。
Celer cBridgeを使ったブリッジのやり方は、下の記事でも解説しています。
おすすめ②:Orbit Bridge
おすすめの仮想通貨ブリッジサイトの2つ目は、「Orbit Bridge」です。
- BNB Chain
- Klaytn
- Polygon
- Ripple
- HECO
- Ethereum
- Orbit Chain
- Avalanche C-Chain
- Celo
- TON
- ICON
- Wemix Mainnet
- Metadium
- Harmony
- MoonRiver
- Fantom Opera
- Gnosis Chain
- OKC
- Stacks
対応している仮想通貨は、以下の106銘柄です。(ボックスを開くと表示されます)
Orbit Bridgeの対応仮想通貨
- XRP
- ETH
- USDT
- ORC
- USDC
- REN
- BAND
- OCEAN
- UMA
- LRC
- RSR
- ANT
- OMG
- WBTC
- DAI
- TRIX
- HANDY
- ANKR
- TALK
- STPL
- QBZ
- BiFi
- TON
- RAI
- RUSH
- ISDT
- AERGO
- DFA
- DON
- CELO
- cUSD
- BNB
- BELT
- AUTO
- BIFI
- GET
- XVS
- CAKE
- KLAY
- ICX
- HT
- MATIC
- BIOT
- TOM
- MTS
- SOBA
- CYCLUB
- QBT
- DOTR
- GALA
- BUSD
- TRV
- USDT-B
- USDT-H
- KSP
- IQ
- DRC
- DOC
- WEVER
- CLNK
- DIXEL
- XDT
- DKA
- FIT
- wsKRNO
- MESH
- POLA
- MATIC
- GHUB
- KASH
- MKC
- SYL
- UNM
- MUDOL
- MUDOL2
- MOOI
- ZEMIT
- EPL
- TON
- MRST
- PBOS
- ORBS
- SHO
- WEMIX
- WEMIX
- WEMIX$
- APM
- KAI
- META
- META
- MPWR
- AZIT
- GXA
- EL
- NPT
- TUSD
- MEGA
- MGOLD
- FTR
- AGOV
- BTC-B
- ETH-B
- ZAP
- SOL-B
- ACE-B
- KLEVA
このように、「Orbit Bridge」は対応しているブロックチェーンはやや少なめですが、対応している仮想通貨の数が多いです。
Orbit Bridgeのブリッジのやり方は、下のボックスを開くと詳細な手順が表示されます。
Orbit Bridgeのブリッジのやり方
まずは、ブリッジする仮想通貨を上の「Asset」欄で最初に設定します。
設定すると、選択した仮想通貨が対応するブロックチェーンを「FROM」と「TO」で選べるようになります。
仮想通貨MATICをEthereumからPolygonにブリッジしたい場合は、下のように設定します。
Orbit Brirdgeでは受け取り先のアドレス「Recipient Address」も設定することになります。
全て入力したら「CONVERT NOW」でブリッジを実行しましょう。
おすすめ③:Multichain
おすすめの仮想通貨ブリッジサイトの3つ目は、「Multichain」です。
追記:Multichainは2023年7月、流動性として提供されていたユーザー資産の不正流出による損失で運営資金が底をつき、永久に閉鎖することを発表しました。
MultichainのCEOであるZhaojunは中国当局に逮捕されていることも判明しています。
事件の詳細は、下の記事をご覧ください。
CoinPost 2023年7月15日 “不正流出のあった「Multichain」のCEO逮捕、プロトコル閉鎖へ“
Multichainはかつて最も対応チェーン数が大きい最大のブリッジサイトでしたが、残念ながら閉鎖してしまったので、他のブリッジサイトを利用しましょう。
仮想通貨ブリッジのサイトを選ぶコツ
当サイトで紹介したサイト以外で仮想通貨をブリッジする際は、次の2点を比較してブリッジサイトを選ぶのがオススメです。
- 対応チェーン数が多い
- 流動性(TVL)が多い
DefiLlamaというサイトのブリッジサイトのTVLランキングを見ると、対応しているブロックチェーン(サイト名の下)とTVLの金額を簡単にチェックできます。
対応しているブロックチェーンの数が多いと単純に便利です。
また、預けられている仮想通貨(TVL)が多いと、ブリッジ効率が悪く成りづらいというメリットがあります。
流動性が少ないとブリッジのレートが変わってしまい、1:1でブリッジできないことがあるので注意が必要です。
詳細は本記事後半の「仮想通貨ブリッジのレート変動について」で解説しています。
仮想通貨ブリッジで発生する4つの手数料
仮想通貨ブリッジを利用するとき、ユーザー側は次の4つの手数料を支払うことになります。
- ガス代(送金元チェーン)
- ブリッジ運営への報酬
- 流動性提供者への報酬
- ガス代(受取チェーン)
イラストでイメージすると、次のような形になります。
①のガス代は、ブリッジ元のチェーンでいつも支払うガス代です、(メタマスクを使う場合、メタマスクのいつもガス代支払い画面で払います)
「②+③+④」は「Bridge Fee」として、ブリッジ先のブロックチェーンで受け取れる仮想通貨から差し引かれる形で徴収されます。
②ブリッジ運営への報酬、③流動性提供者への報酬は、合計0.1%~0.5%程度で設定されていることが多いです。
ブリッジの手数料が気になる場合は、マルチネットワークに対応した取引所から直接メタマスクに送金しましょう。
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仮想通貨ブリッジのレート変動について
仮想通貨のブリッジサービスでは、「ブリッジレート」と呼ばれるどのくらいの効率で仮想通貨をブリッジができるかが必ず表示されます。
ブリッジサービスは、ブリッジサイトに仮想通貨を預けている投資家によって成り立っているので、供給が少ないブロックチェーンにブリッジしようとすると、ブリッジ効率が悪くなることがあります。
供給が多ければ増えることもあります。
ブリッジレートは下のようにブリッジ画面で事前に確認できるので、ブリッジレート(Bridge Rate)は必ず確認してからブリッジして下さい。
上のようにブリッジレートが1:1であれば問題ありませんが、不利なブリッジにならないかだけ事前に目を通しておくようにしましょう。
仮想通貨のブリッジレートの変化の仕組みについては、下の記事で詳しく解説しています。
仮想通貨ブリッジとは?どんな仕組み?
仮想通貨のブリッジとは、仮想通貨ウォレットに保管した仮想通貨を異なるブロックチェーンに送金できる仕組みのことです。
例えば、仮想通貨ウォレットに入っている「イーサリアムメインネットのUSDT」を「BNB Smart ChainのUSDT」に移動させることができます。
当サイトで紹介したようなブリッジサイトにウォレットを接続することで、仮想通貨のブリッジができるようになります。
仮想通貨ブリッジでは、ブリッジサイトの運営が異なる2つのブロックチェーンのハブの役割担うことで、ブリッジができるようになっています。
ブリッジ運営でブリッジ取引の管理・監視・承認を行っている人はバリデーター(Validator)と呼ばれ、投票で選ばれることが一般的です。
仮想通貨のブリッジサイトの運営方法は、大きく次の2つに分かれます。
- 流動性プール方式
- ペグ方式
両方の仕組みを導入しているブリッジサービスと、片方の仕組みだけ導入しているブリッジサービスがあります。
手法①:流動性プール方式
仮想通貨ブリッジの1つ目の運営方法は、流動性プール方式です。
流動性プール方式とは、「流動性プール」という仮想通貨が保管されている場所を中継してブリッジを行う方法です。
投資家側は流動性プールに仮想通貨を一時的に提供して、ブリッジサービスの運営に協力すると報酬として仮想通貨をもらえます。
提供されている仮想通貨の枚数が少ない流動性プールは年利(ARP)が高くなる仕組みなので、自然と仮想通貨は流動性プールに供給されるようになっています。
仮想通貨のブリッジを行うと、送金元の仮想通貨はプールに貯まり、送金先のチェーンの流動性プールから仮想通貨が出ていきます。
流動性プール方式では、仮想通貨が正規に発行されているブロックチェーン間でのみブリッジができます。
例えば、メジャーなステーブルコインUSDCは次の8つのチェーンでCircleというアメリカの企業から正式に発行されています。
- Ethereum
- Solana
- Avalanche
- TRON
- Algorand
- Sellar
- Flow
- Hedera
仮想通貨のブリッジサイトではこの8つのチェーンでそれぞれ流動性プールが用意されることが多いので、この8つのチェーン間自由にブリッジができるという訳です。
流動性プールが用意されていない場合、次のペグ方式で仮想通貨がブリッジされます。
手法②:ペグ方式(ラップ方式)
仮想通貨ブリッジの2つ目の運営方法は、ペグ方式です。
ペグ方式とは、ブリッジ元の仮想通貨を預かっておき、同じ枚数だけブリッジ先のチェーンで「ペグトークン」を新規発行する仕組みです。
ペッグドトークン(Pegged Token)とは、価値の裏付け資産が紐づけられた(ペグされた)仮想通貨のことです。
ラップドトークン(Wrapped Token)とも呼ばれます。
例えば、ビットコインはBitcoinのブロックチェーン上で新規発行されている仮想通貨です。
このビットコインはブリッジサービスでEthereumのラップドトークンであるwBTCにブリッジができ、Ethereumのチェーン上に持っていくことができます。
元のビットコインは以下のように仮想通貨を預かるウォレットに保管され、ラップドトークンの価値を保証するための仮想通貨としてロックされます。
その後、同じ枚数のビットコインがEthereumのチェーン上で発行されます。
Wrapped BTCをMultichainに持っていくと元のオリジナルチェーン上のBTCに戻せます。
Wrapped BTCはこの時バーン(Burn)という処理が行われて処分されます。
ラップドトークンって何の意味があるの?ビットコインをEthereumのチェーン上で使う意味ってあるのかな?
代表的なメリットの1つは、分散型取引所でビットコインを使えるようになる点です。
ビットコインのブロックチェーンでは分散型取引所の仕組みを構築できませんが、Ethereumならできます。
Wrapped BTCにすることで、分散型取引所に預けて資産運用ができるようになります。
ペグ方式では流動性プールを必要としないので、流動性プールが用意されていない仮想通貨でもブリッジできます。
ブリッジ先の仮想通貨を戻す際は逆の流れになります。
この時、ペグトークンはバーン(burn)されてなくなる仕組みになっています。
仮想通貨ブリッジの流動性提供方法
流動性プール方式のブリッジサービスの場合、仮想通貨を流動性として提供することで利息を稼げます。
Celer cBridgeの流動性提供のやり方
本記事でも紹介したブリッジサービス「Celer cBridge」で流動性を提供する方法は、下の記事で詳しく解説しています。
流動性の提供でもらえる報酬量とは
流動性提供でもらえる報酬量は、各流動性プールでAPR(年間利率)として表示されています。
本記事で紹介した4つのブリッジ手数料のうち、③の流動性提供者に支払う手数料が、流動性提供でもらえる主な報酬となります。
仮に複数人で流動性プールを提供していた場合、手数料は流動性の金額比で案分されるのが一般的です。
たくさんブリッジが利用されればされるほど、自分が提供している流動性の占める割合が大きければ大きいほど報酬は大きくなるという訳です。
流動性を提供するときの2つの注意点
流動性を提供するときに注意するべきことが2つあります。
- ブリッジのインパーマネントロス
- 流動性が勝手に別チェーンに移動する
①のブリッジのインパーマネントロスは、分散型取引所のインパーマネントロスと同じ要領で誰でも少なからず発生するので、事前にかんたんに理解しておくことをオススメします。
下の記事で、ブリッジに流動性を提供するときに発生するインパーマネントロスの仕組みについて解説しています。
②の流動性が勝手に別チェーンに移動する問題については、他の人の流動性の提供量が極端に少ない場合にのみ起こる可能性があります。
該当しそうな方向けに、下のボックスの中で詳細を解説しています。
流動性が勝手に別チェーンに移動する問題
自分が提供した流動性は勝手に別のチェーンに移動されることがあります。
以下のCeler cbridgeのFAQページで詳しい事例が掲載されているので、そのままご紹介します。
Why is my liquidity distribution on each chain different from when I initially supplied liquidity?
あなたは10,000USDTをBNB Smart Chainで流動性として提供しており、これが唯一の流動性プールだとしましょう。
他の人がPoygonの2,000USDTをBNB Smart Chainにブリッジしました。
この時流動性プールは8,000USDT(BNB)と2,000USDT(Polygon)になり、あなたの流動性プールの一部はPolygonになりました。
実際は流動性プールには多くの人が提供しているため、10,000USDT(BNB)分の流動性は常に解除できる状態なので、こういったことは基本起こりません。
あるブロックチェーンで全員が同時に流動性を解除して引き出すような事例があった時には起こり得る話ですね。
最後の人は自分の分を引き出せなくなる可能性があります。
例外的な事例なので、具体的な引き出し手順についてはライトペーパーに書かれていません。
勝手に移動されるか運営に直接コンタクトを取る必要があるはずです。(他のブリッジサービスでは運営にコンタクトを取るように記載されていることが多い)
まとめ:手数料に注意してブリッジしよう
仮想通貨ブリッジは、次の3つのサイトがおすすめです。
- Celer cBridge(対応チェーン数最多)
- Orbit Bridge(対応通貨数が多い)
- Multichain(2023年7月より使用不可)
※読みたいところにジャンプして戻れます。
仮想通貨ブリッジでは、ブリッジ元とブリッジ先のブロックチェーンのガス代が両方発生します。
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仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。
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