当サイトのコンテンツ制作ポリシー
「ぱんだくりぷとの」のコンテンツ制作・編集ポリシーはこちらでご紹介しています。
本記事は、2023年6月2日から6月10日かけて行った、ビットバンク(bitbank)への問い合わせとテスト送金の結果を元に作成しています。本記事を更新した2023年8月15日時点でも、対応に変化はありません。
- ビットバンクの海外取引所への送金状況
- ビットバンクの国内取引所への送金状況
- テスト送金結果とお問い合わせ結果
結論、ビットバンクの海外取引所への送金状況は次の通りです。
ビットバンクの国内取引所への送金状況は次の通りです。
ビットバンクの送金状況を1枚のイラストにまとめると、次の通りです。

海外取引所への送金制限がない国内取引所は、次の3箇所です。
ビットバンクは海外送金用の仮想通貨XRP(リップル)を0.12%の格安の手数料で購入でき、海外への送金手数料も0.15XRPでほとんど掛からないのでオススメです。

※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。
暗号資産に関する注意事項は、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。
ビットバンクは海外取引所に送金できない?

2023年6月1日に、FATF(金融活動作業部会)のトラベルルールに対応するため、日本政府が犯罪による収益の移転防止に関する法律等の改正を行い、各仮想通貨取引所は取引所への送金制限を設けることになりました。
トラベルルールとは、FATF(Financial Action Task Force、金融活動作業部会)と呼ばれる国際機関により、マネーロンダリングやテロ資金供与対策を目的として各国で導入が進められている取り決めのことです。
テロリストその他の犯罪者が自由に電子的な資金移転システムを利用することを防ぎ、不正利用があった場合に追跡ができるように、受取側の取引所に送付に関する情報を通知する必要が出てきました。

トラベルルール導入までの経緯
2015年6月 | G7サミットで暗号資産に対する規制の導入が宣言され、各国の暗号資産業者は登録・免許制になり、利用者も本人確認が必要になる。日本でも暗号資産業者は登録制に。 |
2018年7月 | G20で、FATFに対してFATF勧告の適用方法をもっと明確にするように要請される。 |
2018年10月 | FATF勧告15「新技術の悪用防止」が改訂され、暗号資産業者はマネロン等の規制が必要になる。 |
2019年6月 | FATF勧告16「電信送金」が改訂され、送付側と受取側に関する情報の通知が必要になり、このFATF勧告16がトラベルルールと呼ばれている。 |

各取引所のトラベルルール対応の原則は、次の通りです。
- 国内と国外への仮想通貨送金が全てが対象
- 送金する通貨の種類・金額は問わない
- 通知元と通知先で共通の情報共有ルールが必要
- プライベートウォレットは影響なし



本記事では、ビットバンクのトラベルルール対応について詳しく解説していきます!
ビットバンクのトラベルルール対応の概要
国内の仮想通貨取引所ビットバンク(bitbank)は、2023年6月9日より犯罪による収益の移転防止に関する法律等の改正への対応を行いました。
法改正への対応は、次の通りです。
※読みたい所にジャンプできます。
ビットバンク(bitbank)公表のトラベルルール対応は、こちらのリンクより確認できます。
結論、2023年6月9日時点のビットバンクの送金状況をまとめると、次の通りです。


ビットバンクはSygna Bridge(シグナ・ブリッジ)と呼ばれる情報通知プラットフォームを利用しており、国内取引所へは同じ情報通知プラットフォームを採用している以下の所にしか送金できません。
ビットバンクの海外取引所への送金状況は、次の通りです。
ビットバンクはこのように、海外取引所へは現時点で特に送金制限を設けていないことが分かります。



送金制限が厳しい取引所も多いから、これは便利だね!



海外取引所への送金状況について詳しく解説していきます。
Sygna採用の海外取引所には送金可能
ビットバンクはSygna Bridgeと呼ばれる情報通知プラットフォームに加盟しており、同じSygna Bridgeを採用している海外取引所MEXCには問題なく仮想通貨を送金できます。
以下は、2023年6月10日に実施したビットバンクから海外取引所MEXCへのテスト送金結果です。





問題なく送金できていることが分かりますね。
情報通知が不明な海外取引所にも送金可能
金融庁指定の通知対象国に所在地を置いている海外取引所の中には、トラベルルールへの対応が不明な所がいくつかありますが、ビットバンクはこれらの取引所にも送金できます。(Gate.io等)
以下は、2023年6月10日に実施したビットバンクから海外取引所Gate.ioへのテスト送金結果です。


他の国内取引所では明確に禁止している所もある中、ビットバンクでは問題なく送金できていることが分かります。



改正あれた法令は各取引所で解釈に違いがあり、その対応も異なっています。グレーな所への対応は特に各取引所で違いがあります。
通知対象国以外への送金は従来通り可能
金融庁が指定している通知対象国以外に所在地を置いている海外取引所への送金については、今回の法改正による制限を受けていないため、ビットバンクから問題なく送金できます。
以下は、2023年6月10日に実施したビットバンクから海外取引所Bybitへのテスト送金結果です。





問題なく送金できていることが分かりますね。
公式への問い合わせの回答について
通知対象国に所在地を置いていて、情報通知プラットフォームが不明な海外取引所については状況が分からなかったため、2023年6月2日に、ビットポイント公式に以下の内容について問い合わせを行いました。
通知対象国に所在地を置いていて、採用しているトラベルルールが不明なGate.io等の海外取引所への送金は可能か。



回答は次の通りです。


ビットバンクは、公表しているリストに記載の取引所以外には送金可能とのことでした。
2023年6月10日時点の送金不可となっている取引所は次の通りです。
- 株式会社bitFlyer
- コインチェック株式会社
- 株式会社Crypto Garage
国内でTRUSTと呼ばれる情報通知プラットフォームを採用している取引所のみが送金できない状況となっており、海外取引所は例外なく送金可能としているようです。



しかし、送金できない取引所が判明した場合リストに追加するとのことで、今後送金状況が変わる可能性もあるので、注意しましょう!
海外取引所への送金制限がない国内取引所


2023年6月10日時点では、海外取引所へ送金制限がない国内取引所は次の3か所です。



各取引所の公表ではなく、6月2日~10日にかけて実施したテスト送金の結果で判断しています。
ビットバンクは海外送金用の仮想通貨XRP(リップル)を0.12%の格安の手数料で購入でき、海外への送金手数料も0.15XRPでほとんど掛からないのでオススメです。
bitbankは全ての海外取引所に送金可能


本記事でご紹介したように、ビットバンクは2023年6月1日より施行された犯罪による収益の移転防止に関する法律等の改正によって海外取引所に制限は設けておらず、自由に送金が可能です。(2023年6月10日時点)



海外取引所に制限なしで自由に送金したい方には、オススメの国内取引所といえます!
Coincheckも全ての海外取引所に送金可


2023年6月2日~3日にかけて実施した送金テストでは、コインチェックはどこの海外取引所にも問題なく送金できました。



お問い合わせ結果、テスト送金結果はこちらの記事で公開しています。


ちなみに、コインチェックの公表では、コインチェックは「TRUST」と呼ばれる情報通知プラットフォームを採用しており、他の情報通知プラットフォームを採用している海外取引所には送金できないはずでした。
しかし、Sygna Bridge(シグナ・ブリッジ)を採用している海外取引所MEXCにも送金できました。
BitTradeも全ての海外取引所に送金可


2023年6月2日に実施した送金テストでは、ビットトレード(BitTrade)はどこの海外取引所にも問題なく送金できました。
しかし、2023年6月2日にビットトレードのカスタマサポートに問い合わせ際は、2023年6月1日より海外取引所への送金は全面的に禁止されるという回答でした。



あくまで2023年6月2日時点の状況ということで、参考にして下さい。
お問い合わせ結果、テスト送金結果の証憑はこちらの記事で紹介しています。


まとめ:送金できない海外取引所は特になし


結論、2023年6月10日時点では、ビットバンクは全ての海外取引所に問題なく送金可能となっています。
ビットバンクの国内取引所への送金状況は次の通りです。
ビットバンクの送金状況を1枚のイラストにまとまると、次の通りです。


ビットバンクの公表では、株式会社bitFlyer・コインチェック株式会社・株式会社Crypto Garageの3社のみが送金不可となっており、テスト送金結果でも同じ結果となりました。(2023年6月10日実施)
この3社はTRUSTと呼ばれる情報通知プラットフォームを採用しており、ビットバンクが採用しているSygna Bridge(シグナ・ブリッジ)とは異なるからです。
海外取引所への送金制限がない国内取引所は、次の3箇所です。
ビットバンクは海外送金用の仮想通貨XRP(リップル)を0.12%の格安の手数料で購入でき、海外への送金手数料も0.15XRPでほとんど掛からないのでオススメできます。
コインチェックのトラベルルールを知りたい人向け!
ビットフライヤーのトラベルルールを知りたい人向け!
GMOコインのトラベルルールを知りたい人向け!
ビットバンクのトラベルルールを知りたい人向け!
ビットポイントのトラベルルールを知りたい人向け!
ビットトレードのトラベルルールを知りたい人向け!
【9月更新】口座開設キャンペーン一覧
【金融庁】仮想通貨に関する注意喚起



仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。
コメント