- メタマスクでクレカで仮想通貨を買う方法
- クレカで買う場合の手数料は高い?
- クレジットカードで手数料を安くする裏技
- 仮想通貨を買えるクレカ一覧
- 仮想通貨を買えないクレカ一覧
結論、メタマスクでクレジットカードを使って仮想通貨を購入できますが、手数料が高くオススメはできません。
当メディアが以下の条件で購入したときは約9%の手数料が発生しました。
- 使用カード:三菱UFJニコス
- カードブランド:Mastercard
- 購入仮想通貨:イーサリアム
- 購入金額:10,000円分
- プロバイダー:Banxa

手数料が高い理由は、下の画像のように直接自分で取引するときと比べて2社分多く仲介業者を挟んでいるからです!


直接取引所で購入すれば0.1%程度の手数料で取引できます。
オススメはビットコインやその他主要な仮想通貨を0.01%~0.15%の安価な手数料で取引できるbitFlyer(ビットフライヤー)です。



後半でクレジットカードで買う場合に手数料を安くする裏技も紹介しているので、是非最後までご覧ください!
メタマスクでクレジットカードで購入する


以下の条件で三菱UFJニコスのクレジットカードを使って仮想通貨を購入するやり方をご紹介します。
- カードブランド:Mastercard
- 購入仮想通貨:イーサリアム
- 購入金額:10,000円分
- プロバイダー:Banxa



以下の手順で進めていきます!
- 購入する仮想通貨と金額を設定
- 手提示された見積もりから選ぶ
- 本人確認情報を入力して決済
手順①:購入する仮想通貨と金額を設定
スマホアプリ版で解説していきますが、PC版でも同じです。
アプリを開いて「購入」「金額に進む」の順にタップしていきます。


購入する仮想通貨と金額を設定して「クォートを入手」をタップします。


「クォート」とは見積もりのことで、あなたと取引所を結び付けて自動で取引を実行する役割を担う「プロバイダー」からメタマスクが見積もりを自動で取得してくれます。
手順②:提示された見積もりから選ぶ
プロバイダー3社分の見積もりが表示されました。



上から手数料が安価な順に並んでいますが、日本円換算の額では下の方の見積もりの方が安い場合もあります。
今回はBanxaで取引してみます。


Banxa公式サイトにジャンプするので、メールアドレスを入力してチェックマークを入れた後「Confirm」をタップします。
設定したメールアドレスに確認コードが届くので、入力して「Verify」をタップします。


手順③:本人確認情報を入力して決済
続いて本人情報を英語で入力していきます。
住所はこちらの住所を英語に変換するサイトを利用すると簡単です。


本人情報を入力したら、仮想通貨購入の理由を選択します。「Investment(投資)」で問題ありません。
次にクレジットカード情報を入力しましょう。


クレジットカード各社でID・パスワード認証を行ったら仮想通貨の購入は完了です!





イーサリアムは取引承認の処理速度が早いブロックチェーンではないので、着金するまで少し時間が掛かることがあります。
手数料の観点から取引所で購入がオススメ
本記事で紹介したメタマスクでクレジットカードを使って仮想通貨を購入する方法は基本的にオススメしません。
クレジットカード払いは手数料が高い
メタマスクでクレジットカードを使って購入すると、自分で直接取引所で購入する時と比べて2社分仲介することになり、この分多く手数料が発生します。


以下のようにイーサリアムを1万円分メタマスクで購入するときのTransakの見積もりは、手数料が約9%発生していることが分かります。(10,000円に対して882円の手数料)





9%はちょっと高いね・・・



メタマスクでクレジットカードで仮想通貨を購入する方法は手数料が高すぎるので基本的にオススメしません。
取引所は手数料がほとんど発生しない
仮想通貨取引所で自分で直接購入すれば、手数料はほとんど発生しません。
主要な仮想通貨の取引手数料が安い国内取引所bitFlyer(ビットフライヤー)では、次のような仮想通貨を全て0.01%~0.15%の安価な手数料で取引できます。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル…etc



取引所の利用がオススメです!
プロバイダーから直接買うと少し安くなる
クレジットカードで仮想通貨を購入するとき、メタマスクアプリを通さず、プロバイダーサイトから直接クレジットカードを利用して仮想通貨を購入することで少しだけ安くできます。



取引所の方が安いですが、メタマスクで買うより少し安いです!
メタマスクでは2社仲介することになる
本記事で紹介したメタマスクでクレジットカードを使って仮想通貨を購入する方法は、最も手数料が高い仮想通貨の買い方のため、基本的に当メディアではオススメしていません。
直接取引所から購入する場合は、0.1%程度のわずかな手数料を支払うだけで済むからです。
メタマスクを利用する場合は、BanxaやTransakといったプロバイダーとメタマスクの2社を仲介するため、2社分の手数料が追加で発生します。


プロバイダーは利用者と仮想通貨取引所を繋ぐ役割を担っています。スマートコントラクトで自動で仮想通貨が購入され、あなたが入力したアドレスに届きます。
メタマスクは、複数のプロバイダーの見積もりを取得し比較して最も手数料の安いプロバイダーを提示する役割です。



プロバイダーの仕組みについては以下のTransakの公式のツイートが参考になります。
複数のプロバイダーの見積もりの中から安価な手数料の見積もりを選んでくれる点は便利ですが、安価に取引したい場合はそもそもメタマスクを利用するべきではないです。
プロバイダーから直接買えば仲介は1社
プロバイダーから直接仮想通貨をクレジットカードで購入すると、基本的にメタマスクで買うより安く買えます。
プロバイダーTransakを利用する場合、メタマスクを仲介させるかさせないかで次のように手数料が変わってきます。


Transakの手数料は公式サイトで日本円のクレカ処理は5.5%となっていますが、メタマスクは5.5%より高く設定されていることが分かります。


このように、プロバイダーから直接クレジットカードで購入することで、メタマスクに支払う手数料分安くできます。
以下のリンクからプロバイダーの購入画面にアクセスできます。





それでも手数料は取引所で買った方がずっと安く、このやり方を推奨している訳ではないです。
【2023年4月時点】仮想通貨購入可能クレカ
クレジットカードを用いたメタマスクでの仮想通貨の購入は次の2つの理由から、クレジットカード会社側の規約で禁止になっていることが多いです。
- 仮想通貨は価格変動リスクが大きく、利便性より利用者保護が優先
- 仮想通貨を用いてショッピング枠を現金化されることがある
いずれもクレジットカード会社が利用者から返済されないリスクが高まってしまうからです。



メタマスクでクレジットカードを使って仮想通貨を購入したい場合は、禁止になっていないカード会社を利用しましょう。
2023年4月時点でメタマスクで仮想通貨を購入できる可能性があるクレジットカードは次の通りです。
黄色く塗ってあるカード会社は当メディアで実際に購入できることが確認できたクレジットカードです。
購入可能クレカ①:三菱UFJニコス
三菱UFJニコスはクレジットカードを用いた仮想通貨の購入が「原則禁止」とはなっておらず、以下のように資金調達といったショッピング枠の現金化を行う目的だと判断された場合のみ規制が掛かるようになっています。
金券類、貴金属類、仮想通貨、電子マネーチャージ等の頻繁/高額なご購入等、資金調達のためにショッピング機能を利用するなど、会員規約に抵触すると当社が判断した場合は、カード利用の全部または一部の停止、カード利用可能枠の見直し、会員資格の取消しなどの措置を取らせていただく場合があります。
三菱UFJニコス オフィシャルページ


一般的に仮想通貨の購入に規制が掛かる理由の1つとして「ショッピング枠の現金化」が挙げられます。
クレジットカード会社側で個人の返済能力に応じてキャッシングできる枠を定めているため、これを超えて資金調達に該当するようなことを行うと、返済してもらえない可能性が生まれるからです。



少額で頻度も高くなければメタマスクの仮想通貨購入に使える可能性は高いと判断できます。
2023年4月4日に当メディアで以下の条件で三菱UFJニコスのクレジットカードを使って仮想通貨を購入できました。
- カードブランド:Mastercard
- 購入仮想通貨:イーサリアム
- 購入金額:10,000円分
- プロバイダー:Banxa
利用頻度や利用額が多いとショッピング枠の現金化と判断され、利用が制限されてしまう可能性もあるので注意しましょう。
購入可能クレカ②:dカード
dカードではクレジットカードを用いた仮想通貨の購入が「原則禁止」とはなっていません。
2022年11月時点の利用規約で、現金化を目的とした禁止事項として以下のような記載があります。
(4)金券類、暗号資産、貴金属類、ブランド品、家電製品等の換金性の高い商品等の購入を社会通念上相当とは認められない頻度若しくは金額にて行うもの
dカード 利用規約



少額で頻度も高くなければメタマスクの仮想通貨購入に使える可能性は高いと判断できます。
dカードにつきましては当メディアで実際にメタマスクで仮想通貨を購入できるか確認していないため、その点はご了承下さい。
dカード公式ホームページの「重要なお知らせ」では暗号資産の仮想通貨購入について次のような記載があります。
今般の社会情勢等を踏まえ、弊社発行のクレジットカードによる仮想通貨のご購入をお断りさせていただく場合がございますので、その旨周知させていただきます。お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
クレジットカードによる仮想通貨購入取引に関するご案内





こちらを見ても他のクレジットカード会社のように「原則禁止」にはしておらず、メタマスクの仮想通貨購入に使える可能性が高いと判断できます。
【2023年4月時点】仮想通貨購入禁止クレカ
2023年4月時点では、以下のクレジットカードは仮想通貨の購入が「原則禁止」「利用停止」になっています。
禁止クレカ①:三井住友カード
三井住友カードでは仮想通貨購入取引が利用停止となっており「原則お断り」となっています。


禁止クレカ②:楽天カード
楽天カードでは仮想通貨購入取引が利用停止となっており「原則お断り」となっています。


禁止クレカ③:Oricoカード
Oricoカードでは仮想通貨購入取引が利用停止となっており「原則お断り」となっています。


多くのクレカで仮想通貨購入が禁止の理由


多くのクレジットカード会社では次の2つの理由で仮想通貨の購入が規制されています。
- 仮想通貨は価格変動リスクが大きく、利便性より利用者保護が優先
- 仮想通貨を用いてショッピング枠を現金化されることがある



クレジットカードを用いた仮想通貨の購入が規制されるようになった経緯についてご紹介します。
2018年2月に海外で禁止されたのが発端
2018年2月に米国の「JPモルガン・チェース」「バンク・オブ・アメリカ」「シティグループ」等が価格変動から利用者を保護するために、クレジットカードを用いた仮想通貨の購入を禁止にしたことが発端です。



アメリカの大手ニュースメディアの1つであるCNBCの以下の記事で詳細について記載があります。
JPMorgan Chase, Bank of America & Citi bar people from buying bitcoin with a credit card
当時のビットコイン相場は2017年12月に238万円の高値を付けた後、翌年2月に66万円まで下落しており、この価格変動の激しさが規制の大きな理由になっています。


徐々に日本国内でも規制されるように
2018年の2月~3月にかけて国内でも同様にクレジットカードを用いた仮想通貨の購入が規制され始めました。
日本経済新聞(2018年2月15日)「カードでビットコイン購入ダメ 投資過熱を警戒」
日本経済新聞(2018年3月25日)「国内クレジット5社 自主規制、海外並みに」
今後規制が解除される見込みはあるのか
クレジットカード各社で仮想通貨購入の規制が始まったのは2018年2月からです。
仮想通貨は価格変動が激しいため、利用者を保護することが目的の規制でした。(延いては、クレジットカード会社が資金を回収できないリスクを回避するため)
2023年の現在はどうでしょうか。



仮想通貨の値動きの激しさに関しては変わっていません。利用者保護という観点では現在規制しているクレジットカード会社が規制を解除する可能性は低いと判断できます。
2022年は米国株と仮想通貨が大きく下落した1年でしたが、例えばビットコインは主要な米国株式指数の1つであるNASDAQの約2倍の価格変動がありました。


日本国内の限りでは全てのクレジットカード会社が利用できない訳ではないので、どうしてもメタマスクでクレジットカードで仮想通貨を購入したい場合は利用できるカードを作って購入しましょう。
メタマスクでクレジットカードを使う際は規制されたり、利用停止になったりしないよう次の2点に注意します。
- 利用頻度が多くなり過ぎないようにする
- 利用金額が大きくなり過ぎないようにする
キャッシング枠の現金化だとクレジットカード会社に判断されてしまう可能性があるからです。
基本的には手数料の観点から国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入することオススメします。
bitFlyerであればビットコイン・イーサリアム・リップルといった主要な仮想通貨は0.01%~0.15の格安の手数料で取引できます。
メタマスクのクレジットカードに関するFAQ
- メタマスクでクレジットカードで仮想通貨は購入できますか?
-
メタマスクのアプリからクレジットカードで直接仮想通貨を購入できます。プロバイダーと呼ばれる業者が利用者の代わりに取引所を斡旋し、スマートコントラクトで自動で仮想通貨を購入し、メタマスクのアドレスに送金してくれます。メタマスクは複数のプロバイダーから見積もりを取得し、最も手数料が安いプロバイダーを利用者に提示します。
- メタマスクでクレジットカードで仮想通貨を購入できません。
-
メタマスクでクレジットカードで仮想通貨を購入できない場合は、クレジットカード会社側で仮想通貨の購入を禁止にしていることが考えられます。仮想通貨は価格変動が大きく、利用者を保護する目的です。2023年4月4日時点では三菱UFJニコス、dカードでは仮想通貨を購入できます。利用頻度・利用額が多いとショッピング枠の現金化とみなされ、規制されてしまう可能性があるので注意しましょう。
- メタマスクでクレジットカードを使った場合、最低購入金額は?
-
2023年4月4日時点では、3617円が最低購入金額となっています。
まとめ:クレカで購入できるが手数料注意!


結論、メタマスクでクレジットカードを使って仮想通貨を購入できますが、手数料が高くオススメはできません。
本記事で以下の条件で購入したときは約9%の手数料が発生しました。
- 使用カード:三菱UFJニコス
- カードブランド:Mastercard
- 購入仮想通貨:イーサリアム
- 購入金額:10,000円分
- プロバイダー:Banxa
手数料が高い理由は、下の画像のように直接自分で取引するときと比べて2社分多く仲介業者を挟んでいるからです。


直接取引所で購入すれば0.1%程度の手数料で取引できます。



オススメはビットコインやその他主要な仮想通貨を0.01%~0.15%の安価な手数料で取引できるbitFlyer(ビットフライヤー)です!
メタマスクでクレジットカードで購入できない場合は、クレジットカード会社側で仮想通貨の購入が規制されていることが多いです。
以下のリストから確認して下さい!
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